2013/05/30
 


第一回

はじめまして、こんにちは。
ヨーロピアンパパの店長、長沢さんからエフェクターについてコラムを頼まれました武藤と申します。
ただいま埼玉の浦和駅近くにて「のみ屋むとう」という変な店をやっております。
普通の飲み屋なら酒のボトルが並ぶところにエフェクターが置いてあるという、まあそういう店であります。
ちなみに長沢さんとは10年以上の長いお付き合いをさせていただいていますが、
「長沢さん」と呼んだことは一度もなく、いつも「店長」と呼ばせていただいております。
ヨーロピアンパパの店長は、非常にマニアックなお人であり、
いつお会いしても訳のわからぬこと、人間として生きていく上であまり役に立たないことに夢中であって、
とても素晴らしい方でございます。
わたくし武藤はそのような素晴らしき方から今回のコラムの話をいただき誠に光栄であります。
長い挨拶になってしまいました。本題にいきましょう。わたくし武藤はエフェクター、
英語圏で言うところのPedal:ペダル、というものが大好きであります。
これは、主にエレクトリックギターやエレクトリックベースと、
それの音を出すアンプというもののあいだに繋いで使用します。
演奏者はそれを足で踏んだり手でぐりぐりしたりして、
例えば「ちゃらーん」というギターとアンプ直の音を、
「ばりーん」とか「ずしゃーん」「ふにゃふにゃーん」「ちゃらーんらーんらーんらーん」
「みーみーみー」「ぐぎゃーきゅっきゅっきゅっ」などのように音色を変化させるための魔法の小箱であります。
エフェクトという言葉の意味とリンクさせて言うと「音を変える効果を加えるもの」ということになるでしょうか。
演奏する人によっては「全く要らないもの」「役に立たないどころか迷惑なもの」であったりします。
というのはエレクトリックギターやエレクトリックベースにはどんなに古いものでも
「ボリューム」や「トーン」という「音を変える効果を加えるもの」
つまりは「エフェクター」がもともと付いているからであります。
初回にこんなことを言ってしまっては元も子もないのかもしれませんが、
私は最も効果のあるエフェクターは「ボリューム」と「トーン」(イコライザー、フィルターとも言います)
なのではないかと思っております。そして極端に言えば、楽器を全く演奏しない人、
音楽を普通に聴いて楽しむだけの人も、自分の持っているミュージックプレイヤーなどでボリュームやイコライザーを調節している、
つまりはエフェクターを日常的に使っているのではないかと思います。
長々と御託を並べてきましたが、音楽においての「エフェクター」とは、
自分の出している、または聴いている音を、自分がより気持ち良いと思う音に変える装置、
そおいうもんだっちゅーことです。



続く
のか?

のみ屋むとう店主 武藤 亨
武藤氏がやっているちょっと変わったお店
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